富士登山のトレーニング効果考察

富士山登山の2日後になって脚全体、特に脹脛が筋肉痛になってきた。考えてみれば急斜面の登りはその一歩一歩がカーフレイズのようなものだ。登りだけでも数時間、脹脛にある速筋も遅筋も十分に鍛えられたに違いない。登山とトレイルランを比較すると、シューズ、ウエア、リュック重量等に差はあれど、同じ斜面を登るのに使う筋肉に違いはない。

登るにつれて牛歩の歩みになったのは、斜度と空気の薄さと両方のためであろう。薄い空気の中での長時間の運動は持久力をつけてくれる気がする。すなわち、心肺能力の向上すると、少ない酸素を最大限に利用して運動を継続する能力がつく。女子マラソンの高橋尚子が現役時代ボルダーで高地トレーニングを行っていた。標高は2000-2500m、これは富士山でいうと5合目-6合目あたり。高地トレーニングの効果は、赤血球増量を通して最大酸素摂取能力が高まり、全身持久力が増大することにある。このように標高の高い山に登ることは、他では得られない効果が得られる。

下山も遅すぎた。つま先が痛いこともあったが、脚が体重を支えられない状態であった。使われる筋肉はスクワットで使う筋肉、大腿四頭筋あたり。下山ではスピードがつけばつくほど身体を支えるのに体重以上の力が脚に加わるであろう。一昨日は登りで疲弊した脚がそれを支えることができなかったのだ。スピードを抑えるために自然とストライドもケイデンスも小さくなった。普段のランでも下り坂は脚に体重以上の負荷をかけるチャンス。

投稿者:

猪男

丹沢に生息する猪男のブログ

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